コロナウィルスが日本中に拡散する前のことになりますが、
副院長と新生児相談室のスタッフが、
韓国のベビーボックスを視察へ行ってきました。
今回は、多くの報道関係者の皆さまも取材してくださり、
後日、新聞やテレビ等でも紹介していただきました。
初めに訪問したのは、社会福祉法人 愛蘭院(エランウォン)です。
愛蘭院では、外国人や未婚を含む全ての女性を対象に、妊娠初期から自立支援まで、3段階で支援を行っています。
中学校や高校まであります。
同行した埼玉県立大学の姜准教授が、説明してくださいました。
姜准教授は、日韓の児童虐待や妊娠期支援、社会的養護などを比較研究され
ており、当院にも時々、調査に来られます(^.^)
翌日、向かったのは、韓国で最初のベビーボックスを設置した、
主の愛共同体教会です。
2年前、熊本で開催したアジアヘルスプロモーション会議でも
登壇された、李ジョンラク牧師が案内してくださいました。
韓国ののベビーボックスは、温かみのある雰囲気で、当院の「ゆりかご」とはまた少し違った
印象です。
扉を開けると、スタッフが対応してくれるそうです。
預ける入れる赤ちゃんの、生年月日や名前を書くメモが置いてありました。
赤ちゃんにとって、とても重要な情報になります。
これは、早速、当院でも取り入れてみたいアイディアです。
赤ちゃんとお母さんをモチーフにしたバッジを、頂きました。
コロンとして、可愛らしいデザインです。
この後、養子縁組に関する相談や教育、研修、出版を行っている
「健康な養子縁組家庭支援センター」の説明も伺い、今回の韓国視察は終了しました。
韓国のベビーボックスの受け入れ状況や対応など、学ぶことが多く、
当院のスタッフにとっても刺激を受けた視察となりました。
韓国の皆さま、同行して頂いた報道陣の皆さま、ありがとうございました。